マーベル・コミックのヴァイスプレジデント、アジアにおけるブランド管理&開発担当として、日本のマーベルファンにも馴染みの深いC.B.セブルスキーさん。
2017年11月17日にマーベル・コミックスの編集長に就任し、ニューヨークのマーベル本社で活躍中です。
そんなセブルスキーさんが2018年7月、久しぶりに来日!
マーベル・コミックを中心としたブランドの展開、マーベル・ヒーローの魅力、マーベル・コミックでの編集長のお仕事などについて語ってくださいました☆
マーベル・コミック編集長C.B.セブルスキーさんミーティング
月間75〜90冊発行されるマーベル・コミックス。
アメリカ国内のコミックス出版において出版点数、売上の半分を占めるアメコミ界のトップ出版社です。
ストーリー、アートなど、アーティストを統括するたくさんの編集者たちが活躍中!
その編集者たちを、さらにまとめ上げる編集長(Editor-in-chief)に2017年11月17日にC.B.セブルスキー(C. B. Cebulski)さんが就任しました。
あのスタン・リーさんや、現在、マーベル社のCCOとして活躍されるジョー・ケサダさんもつとめた役職です。
前任のアクセル・アロンソ氏から引き継いた要職のお仕事、マーベル・コミックスのあり方などについて語ってくださいました。
マーベル・ブランドにおけるマーベル・コミックの役割
1939年にマーベル・コミックス#1を発刊以来、テレビ、アニメーション、映画と活躍の幅を広げてきたマーベル・ブランド。
近年では大ヒットを記録した『アベンジャーズ』など映画シリーズ「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」が大成功!
映画、テレビ、出版、ゲーム、コンシューマ・プロダクツ、プロモーション、デジタル・メディア、イベント・ライブ、ミュージックなど多岐にわたるプラットフォームのブランドとして成長してきました。
そんなマーベル・コンテンツの基礎になっているのが「マーベル・コミックス」です。
マーベル・ヒーローの魅力
マーベルブランドの基礎となる「マーベル・コミックス」
その魅力は「マーベル・ヒーロー」たち。
C.B.セブルスキーさんは「マーベル・ヒーロー」たちの魅力はまず人間ありき。
彼ら、彼女らが無敵で完全無欠のヒーローでないところにあると語ってくださいました。
まず、アイアンマンはトニー・スタークとして、スパイダーマンはピーター・パーカーとしてなど、悩みを抱えたりする現実の人間である。
その人間としての物語があった上で、なにか事件があり、そんな彼らが、姿を変えて超人となる。
どんな苦境のときでもユーモアを忘れない、人間らしさが魅力となります。
コミックであれ、映画であれ、Human(人間らしさ)、Heart(心)、Humor(ユーモア)の「3つのH」という三本柱が大事とのことです。
マーベル・コミック編集長のお仕事
マーベル・コミックスの編集長(Editor-in-chief)に就任したC.B.セブルスキーさん。
編集・クリエイティブを統括する他、作品のラインナップの選定、作家やアーティストのスカウトなど多岐にわたる仕事をなさっています。
出版社にとって締め切りは絶対なので、それを守るためにまるで「
映画と同様にコミックスにも推奨年齢のレーティング制度があり、
そんな中でも作家やアーティストたちが自分の思い描く最高のキャラクターを世に出せるようサポートすることが自分の仕事であると語るC.B.セブルスキーさん。
これからのマーベル・コミックスについてもお話してくださいました☆
「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」だけではなく、マーベル・コミックスを基礎とした「MARVEL(マーベル)」ブランドのこれからの展開がより楽しみですね!
マーベルブランドの基礎となるマーベル・コミックの魅力を語る!新編集長C.B.セブルスキーさんミーティングの紹介でした。