ウォルト・ディズニー・ジャパンは、筑波大学付属病院陽子線治療センターにがん治療と闘うこどもたちに向けて、ディズニーキャラクターに彩られた壁紙、壁紙と連動するアプリなど支援プログラムを2025年8月2日よりスタート!
ウォルト・ディズニー・ジャパン「筑波大学付属病院陽子線治療センター」への支援プログラム提供
ウォルト・ディズニー・ジャパンは国内の病院や小児医療施設に向けて、病気と戦うこどもたちにやすらぎと楽しいひとときをお届けするというディズニーならではの支援を実施しています。
ウォルト・ディズニーがディズニーのアニメーターやキャラクターを連れて入院している子どもたちを訪問して以来始まった、ディズニーが子どもたちとその家族のために行っている支援のプログラムです。
日本国内では2022年からスタートしたこども病院への支援プログラムの対象を拡大し、がん治療に特化した医療機関である「筑波大学付属病院陽子線治療センター」へも2025年8月より提供!
国内での支援病院は、今回が5か所目になります。
「筑波大学付属病院陽子線治療センター」に提供されたのは、専用アプリと連動して楽しめるディズニーのキャラクターをあしらったインタラクティブな壁紙、公式動画配信サービス「デイズニープラス」へのアクセス、スタッフバッジの3つのプログラムです。
<プログラム提供のきっかけ>
2021年11月、ディズニー・ジャパンのカスタマーセンター宛に、筑波大学付属病院陽子線治療センターの診療放射線技師の宮本俊男先生から、2025年にオープンを予定している新棟にディズニーの壁紙を導入したいという一本のお問い合わせを受けました。
長い治療期間を要する陽子線治療を受けるこどもたちを、ディズニーのキャラクターや物語で勇気づけて欲しいという宮本先生の熱い想いを受け取り、長い準備期間を経て、新棟にディズニー壁紙をお届けすることが叶いました。
壁紙のデザインは、グローバルで展開しているこども病院用の特別なアートをベースに、筑波大学付属病院陽子線治療センターのご要望を伺いディスカッションを重ねながら、アメリカ本社の協力の基で制作しています。
宮本先生は壁紙の導入に際し、次のように述べています。
「こどもたちは、がんの治療のために毎日、一人で10分以上じっと動かずに、陽子線治療に向き合っています。小さな身体でその時間を耐えることは、とても簡単なことではありません。そんな中で、「もし大好きなキャラクターたちが応援してくれたら、きっと勇気をくれるはず」ーーそんな思いから、今回、世界中で親しまれているディズニーの仲間たちの力をお借りするこのプログラムを依頼させていただきました。
病院の無機質な壁やこどもにとっては怖く見える治療機械が、カラフルな色彩と迫力あるデザイン、そして魅力あふれるキャラクターたちが寄り添う空間へと変わることで、こどもたちが治療に対して立ち向かいやすくなれば、そしてその姿を見守るご家族が、より安心して見守れる施設になることを心から期待しています。」
3階治療フロア
今回の支援プログラムの壁紙は、新棟3階の陽子線治療フロアとそこに向かうエレベーターにディズニーのキャラクターたちが描かれています。
更衣室、待ち合いエリア、入り口の扉、廊下、そして治療室に、ディズニーの物語の世界とたくさんのキャラクターたちをあしらい、こどもたちを勇気づけエールを送り、少しでも不安な気持ちを和らげたいという思いが込められています。
1階エレベーター
3 階治療フロアに向かうエレベーターには、ミッキーマウス、ミニーマウス、ドナルドダック、デイジーダック、グーフィーたちがタイルのように組み合わさった絵柄が描かれています。
万華鏡をイメージした明るくカラフルな色使いで、治療に向かうこどもたちの不安な気持ちを和らげ、ミッキー&フレンズたちから勇気を受け取ってもらえるようなデザインになっています。
3階治療フロア プレイルーム前廊下
エレベーターを降り、最初に目にするプレイルーム前の廊下の壁にはミッキー、ミニー、プルート、ドナルドがお出迎え。
『イッツ・ア・スモールワールド』の世界観が感じられる明るく、温かみのある色調で安心感があるアートになっています。
その向かいの壁には『リトル・マーメイド』や『スター・ウォーズ』の世界が描かれています。
この2つの壁紙はディズニーの物語を、壁紙と連動したインタラクティブな動画や塗り絵などを通じて、こどもたちが院内で楽しめるよう開発されたエンターテイメントアプリ『ディズニー チーム・オブ・ヒーローズ』と連動していて、アプリを開いてスマートフォンをかざすと、キャラクターが画面の中で音楽に合わせて動き出すインタラクティブな仕掛けを楽しむことができます☆
更衣室
検査や治療の際、着替えるための更衣室。
1番の扉には『アナと雪の女王』のエルサとオラフ、2番には『ベイマックス』からケアロボットのべイマックス、3番には『トイ・ストーリーシリーズ』からウッディとボー・ピープ、
「スター・ウォーズ」に登場する有名なセリフ「May the Force be with you.(フォースと共にあらんことを)」にぴったりな4番にはC-3POとBB‐8が治療の準備を始めるこどもたちに優しく手を振り、微笑みかけています。
治療エリア 扉
陽子線の治療フロアの入り口の扉には、『くまのプーさん』に登場するプーさんと仲間たちがひょっこりお出迎え。
100エーカーの森に一緒に遊びに行くような楽しい入口になっています。
治療フロア 廊下
中に入ると海の世界と陸の世界がデザインされた壮大なアートが登場します☆
陽子線照射室へと向かう廊下の左側の壁には、『ファインディング・ニモ』に登場するニモやドリーをはじめとした海の生き物たちが暮らす海の世界が広がっています。
ドナルドやデイジー、『ふしぎの国のアリス』に登場するヤングオイスターたち、
スター・ウォーズに登場するR2‐D2など個性豊かなキャラクターがデザインされ、たくさんのキャラクターが色鮮やかな海の世界から応援しています。
水にとけこむシーンをうまくデザインした素敵なアートです☆
反対側の壁には、『ライオン・キング』や『カールじいさんの空飛ぶ家』
『ジャングル・ブック』など陸の世界が仕大なスケールで描かれ、こどもたちを勇気づけています。
歩きながら知っているキャラクターを探したり、自分で物語を作ったり、治療の前に少しでも楽しく前向きな気持ちになれるように、こどもたちが没入できる物語の世界がデザインされています。
治療準備室
陽子線治療は、照射室の中で病巣のみにピンポイントで放射線を照射する治療法です。
少しでも動いてしまうと、ターゲットがずれてしまうことから、2歳以下の小さなこどもたちや、無理をして頑張り過ぎてしまうこどもたちには眠って治療ができるよう、麻酔薬を使用して治療をします。
治療準備室には、『インサイド・ヘッド』のキャラクターたちとシンデレラが、こどもたちを優しく見守り背中を押すために、カラフルでポップな色彩で描かれています。
麻酔を打つ前に、医師からこどもたちに「お薬は嫌だし痛いけど、シンデレラのように変身して元気になろう!」など声を掛けながら、物語やキャラクターの力を借りて治療を迎えられるようなデザインになっています。
陽子線照射室
こどもたちが最も不安を感じやすい照射室。
ガントリーと呼ばれる陽子線治療装置には
名作映画『ファタジア』に登場した魔法使いのミッキーが、これから治療に向かうこどもたちに勇気の魔法をかけているようなアートが描かれています。
反対側ではティンカー・ベルが魔法の粉をふりかけています。
ミッキーやティンカー・ベルの魔法で少しでもこどもたちの不安な気持ちが和らぎ、安心して治療を開始してほしいというメッセージが込められています。
反対側の壁には、ミニーマウス、『モアナと伝説の海』のモアナやマウイ、『アラジン』のアラジンやジャスミン、
『バグズ・ライフ』
『プリンセスと魔法のキス』のティアナ、『ふしぎの国のアリス』のチェシャ猫、
山に溶け込んでいる『アーロと少年』のアーロとスポットたち。
アイランドの世界が広がっていて、治療をがんばったこどもたちを明るく楽しい雰囲気で迎えています。
がん治療と闘うこどもたちに向けて安らぎと楽しいひと時を提供!ウォルト・ディズニー・ジャパン「筑波大学付属病院陽子線治療センター」への支援プログラムの紹介でした。